unico loom 富山 笠原のブログ

晩夏の芸術祭

2017.12.08

こんにちは。
早いもので、富山に来て1年。
こちらでの暮らしにもずいぶん慣れました。
月日が経つのはあっという間ですね。

先日は(と言っても2か月前ですね)、
石川の珠洲で開催された
奥能登国際芸術祭に行ってきました。

道のりは遠く、朝8時に出発し車で約3時間。

珠洲に着き、一番最初に向かったのは、
海沿いのキャバレー。



現在も夜間に営業しているという現役のキャバレーは、
なんだか映画の中に迷い込んだような雰囲気です。

次は古い大きなお屋敷へ。

ここは、昔の大地主さんのお屋敷なんだとか。
お屋敷の一角、壁一面には能登の風景が広がっていました。



広大なキャンバスに描かれた、鮮やかな風景に目を奪われます。

ここからまた移動。

道中見つけた定食屋さんで大盛りのオムライスを平らげ、
はち切れんばかりのお腹で次に向かったのは、
泡まみれの銭湯。



当時の内装をそのまま生かした
泡のインスタレーションアート。



レトロな看板が愛らしい。

お次は捻じれる巨大なオブジェ。



じっと見ていると、平衡感覚が狂いそうです。
その後ろには使われなくなった線路が続き、
映画「スタンドバイミー」のワンシーンのように線路を歩きます。(大げさ)



広大な自然とアートが同居する、なんとも不思議な風景です。

線路を進むと見えてくる荒廃した駅舎には、
"The future always begins with our memories″のメッセージが。



他にもたくさんの作品を見て回り、
日も暮れてきたころ帰路に着きました。



学生時代に、国東半島で行われていた芸術祭に行きましたが、
海辺の景色が続く半島の風景が、
何よりもきれいだったのを思い出しました。

荒廃した空き家に、使われなくなった銭湯や駅舎。
この土地の今と昔を、芸術というフィルターを通して垣間見ると、
僕たちが暮らすこの国に、訪れつつある困難について考えさせられる。

なんて、そんなことをふと思った
秋の風感じる、長く鮮やかな一日でした。